くも
蜘蛛
国内
流言・風説
- どんな話か
- けちな独身男に飯を食わぬ美女が嫁ぐが、実は大食いを隠していた蜘蛛の化身で、風呂桶ごと男を攫おうとして正体を暴かれる。
- 細部
- 貯蓄ばかりを楽しみにしていた独り身の男のもとへ、決して飯を口にしない美女が嫁いできた。ところがある日、男が留守だと思って隙をうかがうと、女は人目を忍んで大量の飯をかき込んでいた。不審に思いながらも日々を送っていたが、翌日男が風呂に浸かっていると、外から蓋を閉められ、そのまま桶ごとどこかへ運び去られそうになった。とっさに隙間から逃げ出した男が退治してみると、女の正体は蜘蛛だったという。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』に掲載された榊木敏「伝説の島原(三)」に記録がある。
- 地域
- 長崎県南島原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ