くちなご
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 釜ガ淵に金物を投げ込むと雨が降るとされ、日照りの年に鍬を投げた若者は雨とともに熱に苦しみ、蛇に噛まれる幻に襲われたという。
- 細部
- まんのう町の釜ガ淵には、金気を帯びた物を投げ入れると雨が降るという言い伝えがある。ひどい日照りが続いたある年、一人の若者が試しに鍬の先を淵に投げ込んだところ、たしかに雨が降り出した。ところがそれと同時に若者は高熱を発して苦しみ始め、うわごとのように、くちなご(この地方での蛇の呼び名)が噛みつきに来るのだと訴えた。心配した周囲の者が神職を呼んでお祓いをしてもらったところ、若者はようやく回復したという。金気を淵に投げ入れる雨乞いの禁忌とその報いを伝える話である。
- 広まり方
- 1996年の『香川の民俗』所収、片岡敏子「ふるさとの伝説」に記録がある。
- 地域
- 香川県まんのう町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ