ほりのこえ
堀の声
国内
流言・風説
- どんな話か
- 放火事件の後、下手人の妻子が「こわいこわい」と叫ぶ女の声とともに姿を消し、堀で遺体となって見つかったという話。
- 細部
- 小石川諏訪町のある商家で放火が繰り返されたが下手人がつかめず、山伏に祈祷を頼んだ。すると出入りの家族の一人が、恐ろしいと訴えるような女性の叫び声とともに姿を消し、翌日、堀の中から二人分の遺体が引き上げられた。実はこの二人が放火の下手人だったことが判明したという。叫び声の主が誰だったのかは語られないまま、事件だけが解き明かされる不気味さが残る。
- 広まり方
- 『日本随筆大成第1期』所収「半日閑話」(大田南畝、1975年刊)に載る。
- 地域
- 東京都文京区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ