うえだのはれたひのきつねのよめいり
上田の晴れた日の狐の嫁入り
国内
流言・風説
- どんな話か
- 日が照っているのに雨粒が落ちてくる天気を、土地では狐の嫁入りと呼びならわしてきた。
- 細部
- 空に日が出ているにもかかわらず、ぱらぱらと雨が降ってくることがある。上田ではこれを天気雨と言うほか、狐の嫁入りとも呼んできた。全国に広く見られる言い方だが、聞き取りの記録として土地の日常語の中に位置づけられている点に意味がある。晴れと雨が同時に成り立つという説明しにくい現象を、人には見えないところで狐が婚礼を行っているのだと捉える発想であり、狐を身近な存在として扱う感覚が言葉の側に残った例といえる。
- 広まり方
- 1970年の『上田盆地』所収、箱山貴太郎による水の民俗の記録に載る。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ