けもの
獣
国内
流言・風説
- どんな話か
- 妊娠した女房が皮を剥いだ獣のそばに寄ると、その骸が動き出すといい、喉を切られた犬が実際に血を流し歩いたという。
- 細部
- 道志村では、妊娠しているオカタサマ、すなわち女房が、裸にされ皮を剥がれた獣のそばに近づくと、その骸が動き出してしまうという言い伝えがあった。実際にあった出来事として、喉を切られて皮を剥がれた犬のそばに、身重のオカタサマが近づいたところ、その犬は喉から血を流したままむくりと起き上がって歩き出したのだと伝えられている。妊婦の身に宿る力が、死んだ獣にまで作用すると考えられていたことをうかがわせる話である。
- 広まり方
- 1950年刊『民間伝承』掲載、和田正洲「甲州道志の杣人の話」に記録がある。
- 地域
- 山梨県道志村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ