かわてんぐのひ
川天狗の火
国内
流言・風説
- どんな話か
- 雨の晩に松林で火の玉が出て恐れられ、往来には猛火をまとう川天狗が現れて通行を阻んだという。
- 細部
- いなべ市大安町では、雨の降る夜になると松林に火の玉が現れ、人々はその一帯を「火の森」と呼んで恐れ、近づかなかった。さらに江戸初期には、往来に川天狗が現れ、全身を猛火に包んで通行を妨げることがあった。その際、草履を頭に載せて謝ると、無事に道を通れたという。火の玉と、火をまとって道を塞ぐ川天狗という二つの現象が、同じ土地の話として伝わっている。小川重太郎は『伊勢民俗』1952年の「北勢の伝説 其一」に記録している。
- 広まり方
- 『伊勢民俗』1952年の小川重太郎「北勢の伝説 其一」に記載。
- 地域
- 三重県いなべ市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ