からすなき
からす鳴き
国内
流言・風説
- どんな話か
- さいたま市の俗信で、人が死ぬ一週間ほど前になるとからすがいつもと違う鳴き方をし、同じ頃に尾を引く火の玉タマセが見られるという。
- 細部
- さいたま市には、人の死とからすにまつわる言い伝えが残る。ある人が亡くなる一週間ほど前になると、からすが普段よりも盛んに鳴くといい、その様子を見た人々は「誰かが亡くなるのだろう、からすの鳴き方が悪い」「からすはそれをよく知っているものだ」と語り合ったという。また、ちょうど同じ頃には、長い尾を引きながら飛ぶ火の玉のようなもの、タマセを見かけることもあるとされる。人の魂が体を離れて姿を現すのがタマセであり、それが出ることをからすは敏感に察知しているのだと信じられてきた。
- 広まり方
- 新編埼玉県史 別編2(民俗2)(1986年)第九章第五節、内田賢作の記録による。
- 地域
- 埼玉県さいたま市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ