きょうじをつげるからす
凶事を告げるカラス
国内
流言・風説
- どんな話か
- イタコを務めた話者には、カラスの鳴き声が凶事や事件の前触れとして聞こえることがあったという。
- 細部
- つがる市富萢町で記録された、1929年生まれのイタコの話者は、霊的な感受性を持つ者として、ふだんのカラスとは違う響きの鳴き声を聞くことがあった。声は凶事や事件の予報として感じ取られたが、そこから具体的に何が起こるかまでは分からず、鳴き声そのものが悪い出来事の前触れになった。話者にとっては、通常の声と予兆の声を区別して受け止める経験だった。『常民』1997年の中央大学民俗研究会調査報告書に載る語りである。
- 広まり方
- 1997年刊『常民』所収の青森県西津軽郡車力村調査報告書(中央大学民俗研究会)に、イタコの語りとして記録されている。
- 地域
- 青森県つがる市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ