からす
カラス
国内
流言・風説
- どんな話か
- カンサクが川に落とした農具のヘラをカラスが教えて拾わせ、代わりに餌を求めたという。
- 細部
- 海陽町にカンサクという人物がいた。ある朝、鍬を担いで川を渡り土手を上っていくと、カラスが「カンサク」と名を呼んできたという。「何だ」と問い返すと、カラスは「ヘラ、ヘラ」と繰り返す。何のことかと尋ねると、鍬についていたねじれ金具のへらをどこかへ落としたことに思い当たり、川の中を探すと本当にそこにあったので拾い上げた。お礼にごちそうを持ってきてやると約束すると、そのへらを使って田んぼを耕すことができ、翌日にはカラスが約束の催促にやって来たと伝えられている。
- 広まり方
- 『民俗採訪』1979年、国学院大学民俗学研究会「徳島県海部郡宍喰町」に記録されている。
- 地域
- 徳島県海陽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ