からしれんこんしょくちゅうどくのふうひょうひがい
からし蓮根食中毒の風評被害
国内
流言・風説
- どんな話か
- 熊本の郷土食品「からし蓮根」の一製造業者が起こした食中毒事件をきっかけに、事件と無関係な同業者までもが敬遠され、業界の同業者が廃業に追い込まれた出来事。
- 細部
- 1984年6月、熊本の一業者が製造した真空パックのからし蓮根からA型ボツリヌス菌が検出され、全国で複数の中毒患者と死者を出す事件が発生した。原因は使用した辛子粉への菌の混入と、真空包装および長期の常温・冷蔵流通による保存環境が嫌気性のボツリヌス菌の増殖に適していたことにあるとされる。事件後、百貨店や土産物店ではからし蓮根そのものが店頭から撤去され、事件を起こした業者以外の無関係な製造業者までもが取引停止に見舞われた結果、地域の同業者の一部が廃業に追い込まれる事態となった。この事件を機に地元の組合が発足し、真空パック商品を作らないという自主基準が設けられた。
- 広まり方
- 一業者の事件が郷土食品全体への不信感として広がり、業界ぐるみで長期にわたる販売不振という実害をもたらした。
- 地域
- 熊本県
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ