しわのかみさましゅっせいおくり
紫波の神様出征送り
国内
流言・風説
- どんな話か
- 満州事変の折、村の神様が出征することになり、人々はその神体を馬に乗せて戦地へ送り出したという。
- 細部
- 満州事変が起きたとき、村で祀られていた神様も出征するのだという話が広まった。人々は普段まつる社の神体を丁重に馬の背に乗せ、儀式めいた見送りをして戦地へと送り出した。人間の兵士の出征になぞらえて神を送るこの風習は、村の守り神が戦況にまで加勢してくれるという信仰の表れとして語られている。戦地に赴く兵士を見送る作法をそのまま神様にも当てはめたところに、当時の人々の切実な願いが表れている。
- 広まり方
- 1932年の『民俗学』所収、金田一京助「鹿島だち」に記録されている。
- 地域
- 岩手県紫波町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ