おおずのやまでとなえるようたしさほう
大洲の山で唱える用足し作法
国内
流言・風説
- どんな話か
- 箒や馬の綱をまたぐと神が怒るといい、山では用を足す前に断りを入れる作法があった。
- 細部
- 箒や馬の綱をまたぐ行為は神の怒りを招くとされ、子が十二、三か月も腹に留まるとか、気性の荒い子が生まれるといった形で報いが説かれた。また山にはどこであれ目に見えない神がおられるといい、断りなく小便をすると咎めを受ける。河辺村に自動車が入りはじめたころ、バスの車掌の娘が山中でかがんだところ、カクシドコロをハメに咬まれたという話が伝わる。そのため山で用を足すときは、ここに小便をします、どなたがおられてもよけていてくださいと唱えねばならなかった。唾を吐くときも同様である。
- 広まり方
- 1986年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会による愛媛県喜多郡河辺村の報告に記録がある。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ