かるまいのすもうをきらうかみさま
軽米の相撲を嫌う神様
国内
流言・風説
- どんな話か
- 軽米町には桑の木に宿る神様や天満宮に現れた神様など、地域の神にまつわる禁忌や目撃談が伝わる。
- 細部
- 軽米町には土地の神様にまつわる話がいくつか伝わっている。旧暦六月一日には桑の木に神様が宿るとされ、この日に木へ登るとけがをしたりカマイタチに遭ったりすると言われ、登ることを固く戒められた。昭和十五年ごろには、天満宮で白髪に胸まで届く白いひげをたくわえ、白装束をまとった神様が、両手にそれぞれ杖を持って立っている姿を見た者もいたという。また、加茂神社の境内では盆の十六日に盆踊りと相撲を行っていたが、相撲を催すたびに大風が吹いて作物に被害が出ることが続いた。これは神様が相撲を嫌っているためだということになり、相撲の奉納をやめたところ、以後は大風が吹かなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 『晴山の民俗―岩手県九戸郡軽米町旧晴山村―』(1983年、東洋大学民俗研究会)の「六 年中行事」および「九 口承文芸」に記録された複数の話をまとめた。
- 地域
- 岩手県軽米町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ