いといがわのししゃをよみがえらせたえんむすび
糸魚川の死者を蘇らせた縁結び
国内
流言・風説
- どんな話か
- 出雲の神々による縁結びを盗み聞きした男が死人の嫁を得て蘇らせた話と、7月14日に神様が悪病を連れ去るという言い伝え。
- 細部
- 旧暦の神無月になると、各村の鎮守の神々がそろって出雲のお宮に集まり、人々の縁組を取り決めるのだという。あるとき30歳になっても嫁を得られずにいた男が、こっそりお宮の床下に忍び込み、自分の縁談がどう決まるのか聞き耳を立てていた。数多くの縁組を決めるのに疲れきった神は、面倒になったのかこの男の相手を、たまたま亡くなったばかりの女性に決めてしまう。男はその話のとおりに、嫁になるはずのその死者の背中を叩いてみたところ、なんと息を吹き返したため、そのまま夫婦になったという。もうひとつ、7月14日には天から神様が舞い降りてきて、悪い病を連れて立ち去っていくと言い伝えられており、その年はじめてなった胡瓜を天王様に供える習わしがある。
- 広まり方
- 1967年の『日本民俗学会報』所収、水沢謙一「運定め話と産神信仰」、および1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、大竹信雄「天王さま」の記録に基づく。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ