ふくしましのやまのかみがおりるじゅうにがつようか
福島市の山の神が降りる十二月八日
国内
流言・風説
- どんな話か
- 12月8日は山の神が里へ降りる日とされ、山に入ると雷にあうと恐れられた飯坂町の禁忌。
- 細部
- 福島市飯坂町では、12月8日になると山から神様が下りてくるといい、この日に山へ入ることは固く禁じられていた。もし禁を破って山に入ってしまうと、雷に見舞われると恐れられていたという。人と出会うと山に登れなくなってしまうため、神は人目を避けて山を下りるとも語られ、いったん山に登った神は翌年の2月8日に再び山へ帰っていくのだとされる。また、屶振に住むある人物の伯父が、10月17日に神様へのお返しをし忘れてしまったところ、山へ登ろうとする道で狼が頭上を飛び越えて行く手を阻んだという。そこで大きな石に「山の神」と刻み、一里ほど離れた場所に納めて詫びを入れたところ事なきを得たと伝えられ、その石は今も残っているという。
- 広まり方
- 1985年の『民俗採訪』福島県福島市飯坂町茂庭調査(国学院大学民俗学研究会)に記録がある。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ