しずおかしのてんぐのかみかくし
静岡市の天狗の神隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 天狗にさらわれた男児が10日後に戻った話や、宝樹寺の門の上で見つかった子の話など、静岡市の神隠し譚が複数伝わる。
- 細部
静岡市には、神隠しにまつわる話がいくつも伝えられている。ある男の子が天狗にさらわれてしまい、町内総出で捜索したものの見つからず、10日目になってようやく戻ってきたという話があり、この子はその後も度々天狗に連れて行かれることがあったという。清水区でも、ある子どもが神隠しに遭ってしまい、天狗さんによって京都をはじめあちこち連れ回されたという話が伝わっている。戻ってきたときその子がしたという大便には、木の葉や苔ばかりが混じっていたという。
また、いなくなった子どもがしばらくして宝樹寺の門の上に座っているのが見つかったという話や、山に入ったまま行方が分からなくなった女性が、正気を取り戻した後、村人に道を尋ねて村の山を尾根伝いに歩いてきたと語ったという話も残っている。
- 広まり方
- 1926年の『民族』誌掲載、築地梼衣「神隠しの事例」、および1955年の『民俗採訪』に載った國學院大學民俗学研究会「静岡県庵原郡両河内村」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ