さがみはらのきのうえのてんぐかくし
相模原の木の上の天狗隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 天狗にさらわれて行方が絶えることで、多くは木の上で見つかり異様な物を食わされている。
- 細部
- この土地で人が忽然と消えるのは、テンゴウサマに連れ去られるためだとされた。姿が見えなくなれば村じゅうで山へ入って捜し、たいていは木の上にいるところを見つけ出す。当人は蕎麦を手繰っているつもりでミミズを口に入れていたともいう。ある家の先祖は谷戸を一日じゅう引きずり回されたうえ馬糞の団子を食わされたと伝わる。長く床に就いていた小松の人が消え、二週間ほどして高尾山の裏手から人力車で送り届けられたが、以後は正気を失った。畑久保の女性は戻ったあと井戸桁の上で跳ねまわったという。
- 広まり方
- 1960年の『ひでばち』に載る安西勝「城山町怪異談(3)」と、1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』の俗信・妖怪の節に八話が記録されている。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ