かみかくし
神隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 西陣の織屋に奉公する下男がたびたび神隠しに遭い、天狗に連れられ安芸の宮島へ参詣したと語ったという話。
- 細部
- 西陣あたりにあった大きな織屋に、いくぶん物覚えの鈍いところがあるとされた下男が奉公していた。この下男は折にふれて神隠しに遭ったり、天狗に取り憑かれたりすることがあったという。あるとき、この下男が二、三日にわたって忽然と姿を消してしまう出来事があり、戻ってきたところを問いただすと、天狗に連れられて安芸の宮島まで参詣してきたのだと語った。にわかには信じがたい話だが、細かく尋ねてみてもその受け答えは実際の宮島の様子とことごとく符合していたという。
- 広まり方
- 1919年の『郷土趣味』に載った竹内不死鳥「天狗の話(四)」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ