かみかくし
神隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 伊勢へ出たまま帰らぬ男を、行者の耳うつしの告げに従って森で捜し当てたという。
- 細部
- 伊勢へ出かけた男が帰ってこず、家の者は不動を祀る行者を頼った。行者が耳うつしで示したのは東の方角、宮様の森の上という手がかりで、そのとおりに向かってみると、高いところに男の服が引っかかっていたという。人の失踪を土地の霊域と結びつけ、行者の告げが捜索の道筋そのものを決めている点に、この種の話の型がよく表れている。衣が手の届かない高みにあったという細部が、人ならぬ力で運ばれたという受け取り方を支えている。
- 広まり方
- 1977年の『中京民俗』所収、丸山崇・原良輔・塚本隆・土川博邦による「伝説」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県甲賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ