かねやまのおなつかみかくし
金山のおなつ神隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 神隠しで行方不明になったおなつが山伏の行で見つかり、喋れぬまま妻となり死の間際に語った。
- 細部
- 福島県金山町に伝わる話では、おなつという娘があるとき忽然と姿を消してしまったという。困り果てた家族が通りかかった山伏に祈祷を頼むと、山伏は滝に打たれながら21日間の行を積んだのち、沼の淵を探しておなつを見つけ出した。冷え切った体を温めると息を吹き返したものの、おなつは言葉を発することができなくなっていたという。その後おなつは、自分を見つけてくれた山伏の妻となったが、生涯にわたって口を利くことはなかった。ところが死を迎える間際になって初めて、「真っ暗で、非常に冷たかった」と、神隠しにあっていた間のことを語ったと伝えられている。
- 広まり方
- 1990年の『常民』所収、中央大学民俗研究会「福島県大沼郡金山町 調査報告書」に記録がある。
- 地域
- 福島県金山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ