いけだちょうのてんぐによるかみかくし
池田町の天狗による神隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 天狗が絡むとされる行方不明譚で、幼児が忽然と姿を消したり、山中で不思議な体験をしたと伝わる。
- 細部
池田町では天狗が引き起こすとされる不可思議な出来事がいくつも語られている。田の水の見回りに出た母のすきに三歳の女児が姿を消し、探してみると幼い足ではとても渡れないはずの丸木橋の先で見つかったという。また、泣きやまぬ赤子を「天狗様にあげてしまおう」とあやしながら窓の外へ出す真似をしたところ、「ではもらっていこう」という声とともに赤子が本当に連れ去られてしまい、その後の行方は知れなくなったとも伝わる。
柴刈りに出ていた男が老人から敦賀の祭りを見せてやると言われ、目を閉じて開けると敦賀の町に立っており、飲み食いを楽しんだのちに元の場所へ送り届けられたが、家に戻ると何日も日が経っていて周囲を心配させたともいう。
- 広まり方
- 1968年刊行の『福井旧上池田村の民俗』所収、東洋大学民俗研究会による「口承文芸」の章に記録がある。
- 地域
- 福井県池田町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ