あなんのきおくなきかみかくし
阿南の記憶なき神隠し
国内
流言・風説
- どんな話か
- 一週間ほど行方が知れなくなった男が戻ったものの、自分でも足取りを語れなかったという話。
- 細部
- 山の手入れをよく手伝ってくれる身内の男が、ある時ふつりと姿を消し、一週間ほど行方が分からなくなった。やがて何事もなく帰ってきたので、どこにいたのかと尋ねてみたが、当人にも心当たりがない。周囲はこれを神隠しではないかと語り合ったという。事件としての決着がつかず、本人の記憶にも空白が残るという形が、この呼び名の使われ方をよく示している。回想として書き留められた点も、伝説ではなく身近な出来事として扱われていたことを物語る。
- 広まり方
- 1975年の『伊那』誌に載った回想・ふるさと帯川という一篇に記されている。著者名は伝わらない。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ