かみ
髪
国内
流言・風説
- どんな話か
- 髪の長い娘の墓が法事の最中に激しく鳴動して大きく陥没したが、隣家に怪我人はいなかった。
- 細部
- 上州安中郡のある百姓の家に、22歳になる娘がいた。この娘は非常に長い髪を持ち、常に心が乱れて正気を失っているような状態であったため、嫁に行くこともできずにいた。あるとき、わずか2日ほどの病であっけなく亡くなってしまい、生前の遺言どおり髪を剃らずにそのまま葬られた。ところが7日後、法事を営んでいる最中に、突然その墓が激しく鳴動し始め、地面が5丈もの深さにわたって落ち込んでしまったという。不思議なことに、墓所のすぐ近くにあった隣家では、この地の陥没によって怪我をした者は一人もいなかったと伝えられている。
- 広まり方
- 日本随筆大成第1期(1975年)所収、大田南畝「半日閑話」に記録がある。
- 地域
- 群馬県安中市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ