かえるなきどめのわか
蛙鳴き止めの和歌
国内
流言・風説
- どんな話か
- 元禄期の明石城主松平若狭守が、学問の妨げになる蛙の鳴き声を和歌の力で鎮めたという言い伝え。
- 細部
- 元禄年間に明石城の主であった松平若狭守は、歌をよくする人物として知られていた。あるとき屋敷の泉に住む蛙が夜ごと鳴き騒ぎ、書物を読む妨げになって困っていたという。そこで若狭守は一首の歌を詠み、蛙に向かって静まるよう語りかけるように詠み上げた。すると不思議なことに、あれほどうるさかった鳴き声がぴたりと止んでしまったと伝わる。歌の力で自然を鎮めたという、風流な城主にまつわる逸話である。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第二期』所収、百井塘雨「笈埃随筆」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県明石市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ