ほおなでをきったきょうだい
ほおなでを切った兄弟
国内
流言・風説
- どんな話か
- 頬を撫でる怪異ほおなでの正体を確かめるため兄弟や若い衆が刃物で切りつけたところ、すすきの穂だったとわかる話。
- 細部
- 剣道の心得がある兄弟がほおなでの出るという道を通ったとき、先に行った方が確かに頬を撫でられる感触を覚えた。刀を抜いて切りつけると、朝になって見に行った先には茅の穂が二つに切れて落ちており、切り口からは人の恐れの気持ちが血のように滲んでいたという。別の伝えでは、若い衆が鎌でほおなでを切ったところ、夜露に濡れて垂れ下がったすすきの穂であったとされ、その穂は以来赤みを帯びるようになったと語られる。
- 広まり方
- 『常民文化研究』1983年所収の増田昭子・今越祐子「多摩の昔話(二)」に、檜原村の伝承として二例が記録されている。
- 地域
- 東京都檜原村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ