しのしらせとえんをつげるたませ
死の知らせと縁を告げるタマセ
国内
流言・風説
- どんな話か
- 千葉県八街市でタマセと呼ばれる人魂は、死の間際に体を抜け出て縁の深い人に死を告げに行き、若者にはその姿を見せるとも伝わる話。
- 細部
- この地方では人魂をタマセと呼び、人の体に宿っていて死ぬと外へ出ていくと考えられている。病人が亡くなる2、3日前や死ぬ瞬間に、縁の深い人の家や寺へ向かい、夜のうちに雨戸を叩いたり庭で物音を立てたりして知らせるが、その音は縁の深い人にしか聞こえないという。またタマセはその場にいる誰にでも見えるとされ、28歳になるまでにタマセを見たことがない者には「会いませふ」と声をかけながら夜道にやってくるといわれ、それを避けるためにわざと見たと嘘をつく者もいたと語られる。
- 広まり方
- 『旅と伝説』(1935年)所収「人魂に就いて」(斉藤源三郎)に記録されている。
- 地域
- 千葉県八街市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ