つるのやねをとぶひのたま
都留の屋根を飛ぶ火の玉
国内
流言・風説
- どんな話か
- 子どもの頃はよく火の玉が出たといい、死者の魂が屋根からお寺へ向けて飛んでいく姿だと語られた。
- 細部
- 平栗・加畑では、話者が子どもだった時分にはよく火の玉が出たのだという。年寄りたちはこれを見るたびに、おじいさんの魂だ、おばあさんの魂が抜けたのだと言い合っていた。火の玉はガス玉とも呼ばれている。実際に、そうした話をしていた当のおじいさんが亡くなる際には、家の屋根から火の玉が現れてお寺の方角へ飛んでいくのが見られ、その噂をしているうちに一日か二日でその人が本当に亡くなったという。死者が出るときには魂の玉がお寺の方へ飛んでいくものだと、繰り返し語られている。
- 広まり方
- 『平栗・加畑の民俗 山梨県都留市宝』(都留文科大学民俗学研究会、1985年)の口承文芸・世間話の章に記録がある。
- 地域
- 山梨県都留市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ