へび
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 二荒山神社の使い姫である蛇が片目を潰されて以来、宇都宮の人は目が小さいとする伝説など、蛇にまつわる4つの話。
- 細部
- 国幣中社である下野一の宮、二荒山神社の使い姫は蛇であったとされ、使いの道中でムカデに片方の目を傷つけられてしまい、それ以来この地に生まれ育つ人は目つきが細いのだと語られている。寛文年間には、川向町の観音堂の別当を務めていた道閑坊という人物が子供たちに恐れられており、蛇が化けたものだろうと噂されていたという。また50年ほど前には、ある商家に大蛇が現れたが、祟りを恐れて手出しをしなかったところ、5日ほどして隣の物置へ移り、隣家の者があっさりと殺して川へ流してしまった。すると翌日、その家の主人の体中が腫れ上がって高熱に苦しんだ末に亡くなり、一家も同じ病で相次いで亡くなったという。さらに、バスを止めて林の中で用を足した女性の体内に蛇が入り込んで抜けなくなり、命を落としたため、女性は林で用を足してはならないとも語られている。
- 広まり方
- 二荒山神社と道閑坊、商家の大蛇の話は1933年の『旅と伝説』所収、新里宝三「蛇の話(栃木県)」に、バスの話は1999年の『下野民俗』所収、久野俊彦「高校生が知っている不思議な話」に記録されている。
- 地域
- 栃木県宇都宮市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ