へび
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 藁乳大権現の藁塚の下にあるシズという清泉に棲む蛇が一族の増加を理由に住処を求め、四年ごとに神降ろしをして藁塚を積み直すという。
- 細部
- 羽後町の藁乳大権現には、藁を積み上げたニウと呼ばれる塚があり、その下にはシズという清らかな泉が湧いていた。かつてこの泉の水を汲んで暮らしを立てていた老人がおり、日々シズを拝んでいたことから、やがて周囲の人々もこれにならって拝むようになったという。実はこのシズには蛇が棲んでおり、あるとき一族が増えて泉の中に住みきれなくなったので、泉の上に藁のニウを積んでそこに住まわせてほしいと蛇が告げたと伝えられる。それ以来、四年に一度、蛇を迎える神降ろしの儀式を行い、蛇が留守にしている間にニウを新しく積み直すという習わしが続けられているのだという。
- 広まり方
- 『民間伝承』1947年掲載の宮本常一「藁乳権現」に記録が残る。
- 地域
- 秋田県羽後町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ