へび
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 小鹿野町の養蚕農家に、オキヌという娘が忙しい時期に手伝いに現れては去っていったが、寝床に蛇の抜け殻が残されていたことから蛇の化身だったと知れた話。
- 細部
- 小鹿野町では、養蚕の作業がもっとも忙しくなる5月のころ、オキヌと呼ばれる若い娘がどこからともなく現れて、蚕の世話を手伝ってくれたという話が伝わっている。人手が足りず困っていた農家にとって、娘の存在はありがたい助けとなっていた。ところが娘は、いつの間にか姿を消してしまうことが度々あり、家の者たちも不思議に思っていたという。ある時、娘が寝泊まりに使っていた布団の中を確かめてみると、そこには蛇の抜け殻だけが残されていた。この抜け殻によって、手伝いに来ていた娘の正体が蛇の化身であったことが分かったと伝えられている。
- 広まり方
- 秩父地方の養蚕信仰を扱った1981年の『西郊民俗』掲載の落合裕子の報告にみえる。
- 地域
- 埼玉県小鹿野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ