へび
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 皆野町の話。草刈り場で百姓の喜右ェ門が頭のない大蛇を鎌に引っ掛けた夜、彼の家に忍び込んだ盗人が、光る大蛇の首が籠から水がめへ飛び込むのを見た。首を見た盗人はかえって喜右ェ門に感謝されたという。
- 細部
- 皆野町に伝わる話。百姓の喜右ェ門が草刈り場で仕事をしていたところ、鎌の先に大蛇を引っ掛けてしまった。ところがこの大蛇には頭がなく、どうしたことかと訝しがりながらも、そのまま籠に入れて持ち帰ったという。ちょうどその夜、喜右ェ門の家に盗みに入ろうとした男があった。すると、光るものが草刈り籠から勢いよく飛び出し、台所の水がめの中へと飛び込んでいくのが見えた。その正体は、鎌に引っ掛けられて喜右ェ門に仕返しをしようとしていた大蛇の首だったという。この一部始終を目にした盗人は、盗みに入ったにもかかわらず、かえって喜右ェ門から感謝されることになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1966年刊行『西郊民俗』所収「埼玉県秩父郡皆野町日野沢の見聞(四)」、石田祐子・須藤恵子・中村瑛子の記録による。
- 地域
- 埼玉県皆野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ