へび
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 浜田市では、正体不明の男に嫁いだ妹が小蛇を産み、育てるうち器いっぱいに育ったその子は、父のもとへ帰れと言われると伯父を手にかけて天へ昇ったと伝わる。
- 細部
- 浜田市に伝わるこの話では、ある家の妹の部屋に、素性の知れない男が夜な夜な現れて求婚するようになったという。男は夜だけやってきて、明るくなる前には姿を消す暮らしが続いたが、やがて二人は契りを結び、妹は身ごもった。生まれてきたのは人の子ではなく小さな蛇で、母親は驚きながらもこれを器に入れて育てたところ、たった一晩のうちに器いっぱいになるほど大きくなったという。母が、そろそろ父のもとへ帰るようにと告げたところ、この蛇の子は母の兄にあたる伯父を手にかけたうえで、天へと昇っていったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成』第一期に収められた伴信友の随筆「嚶々筆話」に記された話で、異類の婿を迎えた家の言い伝えとして伝わっている。
- 地域
- 島根県浜田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ