へび
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 寺に通っていた蛇を手厚く葬った住職のもとへ、その蛇が女性の姿となって弁当を届けに来たという。
- 細部
- 丹羽郡のある寺には、日ごろから境内へ姿を見せる一匹の蛇がいた。ある日その蛇が死んでいるのを見つけた住職は、むごく捨て置くことはせず、丁重に弔って葬ってやったという。それからしばらくして、この寺で受戒の儀式が行われた折のこと、死んだはずのあの蛇が今度は一人の女性へと姿を変えて現れ、和尚のために弁当を運んできたのだと伝えられている。生き物への慈しみが思わぬ形で返ってくるという、この地方に伝わる異類報恩の一話である。
- 広まり方
- 出典は『近畿民俗』1970年掲載、高谷重夫「竜女成仏譚-雨乞習俗と伝説-」。
- 地域
- 愛知県扶桑町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ