へび
蛇
国内
流言・風説
- どんな話か
- 炭焼きの男のもとに美しい女が現れ夫婦となったが、妻は播磨の鏡ケ池の蛇の化身で、去る際に目玉を子への形見に残したという。
- 細部
- 炭を焼いて生計を立てていた男が、ある日の夕暮れに家へ戻ると、見知らぬ美しい女が家の中で彼を待っていた。二人はそのまま夫婦の契りを結び、やがて子供にも恵まれて穏やかな日々を送っていたが、ある日を境に妻は突然姿を消してしまう。実はこの女の正体は、播磨国にある鏡ケ池に棲む蛇であった。妻は去るにあたり、自分の目玉を子供へ形見として残していったという。異類の女房が正体を明かして去り、子への証として身体の一部を残すという型は、蛇女房譚に広く見られる筋立てである。
- 広まり方
- 『日本民俗学』1983年掲載の武田正「通夜の昔語り」に記録が残る。
- 地域
- 秋田県秋田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ