はまぐり
蛤
国内
流言・風説
- どんな話か
- 菅江真澄が米内沢や八郎潟で見た蜃気楼は騎馬武者の出陣のように見えたといい、昔の人はこれを蛤の妖気の仕業と信じたという。
- 細部
- 江戸時代の紀行家である菅江真澄は、北秋田市の米内沢にある長野付近で蜃気楼を目にしたと書き残している。それは、鳥羽僧正の絵にあるような、墨一色で描かれた騎馬武者たちがまさに出陣していく光景のように見えたという。真澄はこのほかにも、八郎潟で同様の蜃気楼を目撃したと記している。当時の人々のあいだでは、こうした蜃気楼という不思議な現象は、蛤の吐き出す妖しい気から生まれるものだと信じられていたと伝えられている。
- 広まり方
- 1983年の『秋田民俗』に掲載された佐々木辰郎「昔の人達が見たという怪奇」に紹介されている。
- 地域
- 秋田県北秋田市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ