はくう
白烏
国内
流言・風説
- どんな話か
- 後桜町天皇即位の日に見られた白い烏の目撃報告と、山科で猟師が捕らえた珍鳥を瑞兆かどうか鑑定させた話を伝える。
- 細部
- 宝暦13年、後桜町天皇が即位したその日、何かの上にとまる白い烏の姿が見られたとされ、これを目にした京極の宮の家司下平儀重が後日この出来事を報告し、褒賞を受けたという。もう一つは天明6年12月、山科郷で猟師が見慣れない珍しい鳥を捕らえたという話で、見世物師がこれを譲り受けたがっていたところ、妙法院殿がこの噂を聞きつけて鳥を召し上げ、天皇の御覧に供えることとなった。もしやこれは白烏ではないかということになり、菅家清家に対し、この鳥が瑞兆と呼べるものかどうか意見を申し上げるようにとの勅命が下されたという。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第二期1974年収録、柳原紀光「閑窓自語」、および第三期1978年収録、神沢杜口「翁草」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ