もものかずをいいあてたうらないし
桃の数を言い当てた占い師
国内
流言・風説
- どんな話か
- 水戸で評判だった占い師が、道で出会った女性が持つ包みの中身と数をひと目で言い当てたという逸話。
- 細部
- 水戸で卜筮の腕に優れた占い師が野辺を歩いていたとき、包みを抱えた女から、その中身と数を当てるよう持ちかけられた。占い師は、風にあおられた女の着物の裾からのぞいた様子を手がかりに、包みの中身を桃と見抜き、数を二十四個と答えた。女が持っていた桃の数は実際に二十四個で、答えは的中した。風で露わになった股が桃に見え、その白さを四・六と見たことが判断の手がかりだったと説明する。松平定信の「退閑雑記」(『続日本随筆大成』1980年)に記録された、占いの腕前を示す挿話である。
- 広まり方
- 江戸後期の随筆に書き留められ、昭和期にまとめられた随筆全集にも再録されている。
- 地域
- 茨城県水戸市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ