ひろしまのせっちんにでるおおざる
広島の雪隠に出る大猿
国内
流言・風説
- どんな話か
- 福島伊予守の屋敷の雪隠に出た化け物が人の尻を撫でていたが、組み討ちの末に刺し殺すと正体は大猿だったという話。
- 細部
- 福島伊予守の屋敷にあった雪隠には、化け物が棲みついているといわれていた。夜に厠へ入ると、毛むくじゃらで爪の長い手がにゅっと伸びてきて、尻を撫でていくということがあったという。ある時、別の人物が同じ厠に入ったところ、屋根のあたりから鬼のような面相がのぞき込み、やはり尻を撫でられた。今度は恐れずに相手へ組みつき、そのまま刺し殺してみると、正体は一匹の大きな猿であったという。
- 広まり方
- 1978年の『日本随筆大成第三期』所収、神沢杜口「翁草」に記録がある。
- 地域
- 広島県広島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ