くまののはまにのこるあやかしのあしあと
熊野の浜に残る妖の足跡
国内
流言・風説
- どんな話か
- 木本浦の浜砂に馬蹄形で歩幅二尺もの足跡だけが残り、正体は誰にも見えなかったという。
- 細部
- 熊野市木本町の木本浦脇浜では、ある夕暮れ、浜砂の上に正体の知れないものが通った跡が見つかった。残された足跡は馬の蹄に似た形で、一歩ごとの間隔は二尺にも及ぶ大きさだった。それほどはっきりした痕跡がある一方で、その跡を残した妖の姿を実際に見た者は誰もいなかった。雑賀貞次郎が『旅と伝説』1935年の「群居雑記」抄で、熊野市木本町の話として記録している。
- 広まり方
- 雑賀貞次郎「『群居雑記』抄」(旅と伝説、1935年)に採録された熊野市木本町の事例。
- 地域
- 三重県熊野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ