あおび
青火
国内
流言・風説
- どんな話か
- 亡魂と恐れられた二ノ宮墓場の青火を、地神の扇を手にした玉吉が確かめに行くと、新しい土の下からほけいが出てきた。
- 細部
- 笛吹市御坂町の二ノ宮にある墓場では、毎晩青い火が燃えるという噂が評判になっており、地元の人々はこれを死者の魂だと恐れて、昼間でさえその場所を通ろうとしなかったという。ところが、地神の魂とされる扇を手に入れていた玉吉は、この青火の正体を見届けてやろうと、ある晩その扇を片手に墓場へ出かけていった。着いてみると、噂どおり確かに青い火が燃えていた。玉吉が扇で仰ぎながら恐る恐る近づいてみると、そこは土がまだ新しい墓であった。掘り返してみると縄でくくられた何かが埋まっており、引き上げてみるとそれは棺桶ではなく、ほけいと呼ばれる入れ物であったという。
- 広まり方
- 1940年刊『民間伝承』掲載、土橋里木「地神とオタッチュウ」に記録がある。
- 地域
- 山梨県笛吹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ