あめのよいどばたをあるくおとこ
雨の夜、井戸端を歩く男
国内
流言・風説
- どんな話か
- 大雨の夜、井戸のそばを歩く見慣れぬ装束の人影を見たと友人に告げても、そんな者はいなかったと否定された話。
- 細部
- 大雨の夜、忠兵衛は友人と払方町を歩いていた。下駄の鼻緒がゆるんだため友人を先に行かせると、井戸の脇から、黒羽二重に鋏帯を締め、網笠をかぶって中抜き草履を履いた見慣れぬ人影が現れ、井戸の周囲を歩き始めた。忠兵衛は不審な者だと思い、後で友人に見たか尋ねたが、友人はそのような人影を知らないと答えた。この話は鼠渓『寐ものがたり』を収めた1981年の『続日本随筆大成』に記録されている。
- 広まり方
- 鼠渓『寐ものがたり』(『続日本随筆大成』1981年)に記される怪異譚。
- 地域
- 東京都新宿区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ