さんぼんだちのき
三本立ての木
国内
物品・機械
- どんな話か
- 一点から三方へ均等に枝分かれした木には山の神が宿るとして、杣は伐採を避けた。
- 細部
- 同じ高さから三本の枝が揃って分かれている立木を、この土地では三本立ての木と呼び、またトマリギとも言った。山の神がそこに留まるとされ、山仕事を生業とする杣たちは、たとえ良材であっても斧を入れることを固く避けたという。形の変わった立木を神の依代とみなす見方は各地にあるが、ここでは呼び名そのものが神の休息を意味しており、伐ってはならない木を目印だけで判別できるようになっている。
- 広まり方
- 1938年の『民間伝承』所収、野口長義「トマリギ」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県山北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ