ようごうせき
影向石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 夢告に従い武蔵国橘の霊石へ薬師像を祀ると皇后の病が癒え、その像は後々まで自ら動いたと伝わる。
- 細部
- 天平十一年、光明皇后が重い病に伏したとき、聖武天皇の夢まくらに一人の僧が立った。僧は武蔵国橘の地にある霊験ある石の上へ薬師如来の像を安置せよと告げ、そのとおりにしたところ皇后の病は快方に向かったという。像を据えた石が影向石と呼ばれ、以後もこの薬師如来には、誰も触れていないのにひとりでに位置が変わるといった不思議が幾度も起こったと語られている。石そのものを神仏の降り立つ場と見る信仰が土台にある。
- 広まり方
- 1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』第八編第二章第三節、神奈川県企画調査部県史編集室による石・岩に関する伝説(影向寺の影向石)に収められている。
- 地域
- 神奈川県川崎市
- 年代
- 奈良時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ