よなきいしとそでもぎざか
夜泣き石と袖もぎ坂
国内
物品・機械
- どんな話か
- 庄屋の庭へ運ばれた石が夜ごと声を上げたため元へ返され、坂で転べば袖を置いて帰る習わしが残った。
- 細部
- 袖もぎ坂を上りきった法寿院の墓地に据わる石は、かつてある庄屋が庭石として持ち帰ったものの、夜ごとに泣く声を立てるので元の場所へ戻されたという。向かいの山の集落からは、この石がきらきらと光って見えたとも語られる。坂そのものにも禁忌があり、ここで転んだ者は着物の袖をちぎってその場へ残していかないと悪いことが起こるとされた。周辺にはごぜ石やほろせ石、天狗岩、腰掛岩など名を持つ岩が点在している。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、武智成彬「重信郷村昔話」に二話が記録されている。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ