よなきいし
夜泣石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 庭石として集められながら他所へ運び出されそうになった石が、それを悲しんで夜な夜な泣き声を上げたと伝わる。
- 細部
- この地域では、庭園を彩るために方々から石が集められる風習があった。そうして据えられた石の中の一つに、のちの事情で別の場所へと運び出されそうになったものがあったという。長年慣れ親しんだ場所から引き離されることになったこの石は、その運命を悲しむかのように、夜になるたびすすり泣くような音を立て始めたと伝えられている。物言わぬはずの石が土地への愛着や意思を持つかのように振る舞うという発想が、夜泣石という呼び名の由来になっている。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』所収、田中勝雄「山谷に関する伝説―京都府船井郡に於ける―」に記録がある。
- 地域
- 京都府南丹市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ