まつもとのうごかすとたたるよなきいし
松本の動かすと祟る夜泣き石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 日暮れに赤子の声で泣いた石で、動かすと家人が病んだが祀ってからは障らなくなった。
- 細部
- 下小俣の水田の中に一つの石があった。夕方になると、まるで赤ん坊のような声を上げて泣いたという。この石には触れてはならない力があり、田の持ち主の家の者が位置を動かすと、家の誰かが病に伏せるということが繰り返された。そこで人々はこの石を祀ることにした。すると泣き声にまつわる障りは収まり、以後は家人が病むこともなくなったと伝えられる。田の中に残る動かせない石を、祀ることで折り合いをつけた例といえる。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承の、泣き石の項に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ