いいだのよなきいしとじぞう
飯田の夜泣石と地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 山から押し出されてきた巨石が夜ごと子どもの声で泣き、地蔵を据えたところ静まったという上郷の石の話。
- 細部
- 上郷町には、ある時いきなり流れ着いた大きな石が語られている。据わったその日から、夜になると幼子がむずかるような声が聞こえるようになり、人々は不気味がった。やがて石が山から押し流されてくる途中で小さな子を下敷きにしていたと知れ、供養のためにその上へ地蔵を安置したところ、泣き声はぱたりと途絶えたと伝えられる。石そのものが哀れな死を記憶しているかのように語られる点に特徴があり、地蔵を置くという解決の型もこの土地の供養観をよく示している。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』に載る日下部新一の口絵解説「夜泣石」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ