はこだてのおんなのれいがなくよなきいし
函館の女の霊が泣く夜泣石
国内
物品・機械
- どんな話か
- かつて武士に殺され石のかたわらに埋められた女の霊が夜ごと泣くとされ、石を掘った石工が相次いで死んだという話。
- 細部
- 函館にいた日蓮宗の僧が語ったとされる話である。夜になると、どこからか女性の泣く声が届いてくる場所があった。かつて非道な武士の手にかかって赤子とともに命を落とし、その石のかたわらに埋められた女の無念によるものとされ、この石は夜泣石と呼ばれるようになったという。時を経た文化十三年、石に刻まれた文字を書き残そうと墨をとるために掘った石工が、三人とも相次いで死んでしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「松前怪談十種」に記録がある。
- 地域
- 北海道函館市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ