やまんばさ
ヤマンバサ(草の実)
国内
物品・機械
- どんな話か
- 衣服にくっつくヌスビトハギやイノコヅチの実を、山姥にちなんでヤマンバサやヤマノババと呼ぶ南魚沼市の植物俗信。
- 細部
- 南魚沼市の周辺では、山道を歩くと衣服にくっついてくるヌスビトハギやイノコヅチといった草の実に、ヤマンバサあるいはヤマノババという呼び名が付けられている。これは山中に棲むとされる山姥の名を借りたもので、知らぬ間に体にまとわりつき、なかなか取れずに人を悩ませる草の実の性質が、いつの間にか忍び寄る山姥のイメージと重ね合わされたものと考えられる。植物そのものに妖怪の名を冠する例は各地の民俗語彙にも見られ、この地域独自の呼び習わしとして記録されている。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)第6編・水沢謙一による「妖異伝承から」の項に記録がある。
- 地域
- 新潟県南魚沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ