うえのはらのおざきをむくやくしぞう
上野原の尾崎を向く薬師像
国内
物品・機械
- どんな話か
- 盗まれ横浜の寺に売られた尾崎の薬師様の像が、何度直してもひとりでに尾崎の方角を向くという話。
- 細部
- 秋山の尾崎集落にまつられていた薬師様の像は、あるとき盗まれてしまい、遠く離れた横浜の寺に売られてしまったという。ところがその像は、寺の人が何度きちんと向きを直しても、いつのまにかひとりでに尾崎のある方角を向いてしまうのだという。もといた土地への未練を、像そのものの向きという形で示し続けているという話であり、盗み出された仏像がもとの安置場所を慕い続けるという、各地に見られる霊験譚の一つに数えられる。
- 広まり方
- 1974年の『甲州秋山の民俗』(東京女子大学史学科民俗調査団)口承文芸の章に記録されている。
- 地域
- 山梨県上野原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ